前世を信じるだろうか。
人の霊は、何度も何度も転生を繰り返し、経験値を積んでいます。目的は、ルーズでありながら、ある法則に則っています。
転生のシステムは、一見アットランダムに見えがちですが、個としての霊体は、人生の青写真を元に、カルマの解消と、次なるステップを求めて、必要な魂をより集め、見合った親、先祖の血を選んで生まれてきます。
個としての誕生は地球とは限りません。
また、人間であったとも限りません。
転生のことを見つめれば見つめるほど、数奇なるものではなく、必然的なものと言えます。
転生する前は、準備の場所があって、順番待ちしている感じ。
大勢の祝福とともに、この世に送り出された霊は、母親の母体に入るのは、母親がちょうど悪阻が起きるころです。
性格形成が始まるころです。
約10か月、母親の母体から栄養を貰い、ようやく誕生できます。
そして、産道を通るとき、すべての記憶を失うとも言われます。
産道は、この世で一番の苦しみで、苦痛に耐えるとき記憶を失う。
これも宇宙の法則である「自由意志」に則っています。
生誕後の人生を自由に生きてよいというルール。
青写真は無意識の奥にしまわれます。
幼少期を過ぎ、自我が目覚めると、意識と無意識は双方で働きはじめます。
興味を持つことがそれにあたります。
興味を持つのも、偶然なのか、必然なのか。
子供のころ夢見たことに従事し、なりたい自分になっている人は大勢います。
親のレールや教育観念によって、なりたい自分とかけ離れた人も大勢います。
本当は「こうしたい、ああしたい」を心にしまわざるを得ない人もいれば、反抗して心のままに生きる人もいる。
環境や社会背景などでも大きく変わることでしょう。
子供のころから天才的な能力を発揮して、そのまま社会に出ていく人、そうでない人。
社会に揉まれているうちに、無意識から顔を出して、人生を変える人。
必然のように社会の中で活躍できる人。
志半ばで朽ちるもの。
大成功を収めるもの。
全ては、為るようになっている。
そう感じます。
人の世界は実に面白い。
その中でも、類まれなる能力を発揮して、カリスマ的存在になる人は、前世においても、そのスキルがあったことが多いです。
何十回という転生の中で培った経験値をフルに発揮しているもの。
その霊は是が非でもそうなろうとしているのです。
そのものの人生はまさに激動であったり、何の苦労もなくであったりと様々ですが、それも経験値を積むために、自らが選んで、その現実を生み出しているのです。
いろんな圧力に屈してしまい、諦めるものもいるだろう。
それでも負けじと頑張って掴むものもあるだろう。
どうしても、そう為るという強い意志は、自由意志と結び付いて、現実となる。
前世のスキルは、今の人生に大きく影響しているものです。