除霊と浄霊の違い
霊体が憑いていることで不調や違和感など、身体的、精神的な負担はあります。
除霊は、憑いている霊体を一時的に取り除くことを言います。
浄霊は、憑いている霊体を教化、説得、理解させて、浄化し、浄土へと送ること。
問題は、その霊体が、どんな理由で憑いたのかを理解せずに、取り除いてしまうこと。
類は友を呼ぶ
理由なくして、霊が取り憑くことはありません。
自分の心の問題とリンクしているケースがほとんどなのです。
取り憑く霊たちは、霊自身の抱えている問題を理解して欲しい、または死した理由を共感、共有したいのです。
借金苦で自殺したものは、同じような状況で追い詰められている人を狙います。
事故で突然亡くなった人の霊は、事故を起こして、自分と同じ思いをさせようとします。
病死した人の霊は、同じ病になりそうな人に取り憑き、同じ思いをさせようとします。
中には、無差別に取り憑こうとする世間や人を恨んだ人の霊もいます。
人が生きてきた道が無数にあるように、取り憑かれる理由も同じだけあります。
霊と同じような心の問題が霊を引き寄せてしまうのです。
除霊なら自分でもできる
何度も霊に憑かれたことがある人は、それなりに知識と智慧を持っていることでしょう。
そういう人は、心の問題というより、救済を意図した魂を持つ人であることが多いです。
簡単な除霊方法(自己責任でお願いします)
①柏手を叩く
神社で参拝の時にするパンパンです。できるだけ強く、大きな音が出るように叩きます。
何度かパンパンして、音ではじき出すイメージです。
②鈴や音叉で弾く
仏壇にある鈴でも、チーン、カーンと音のする道具で音の波紋が響くもので弾きます。
音叉はヒーリング用のものは市販されています。
③真言やマントラ、お経を唱える
不動明王慈救咒(じくしゅ)・・・「ノウマクサマンダ バザラダン センダマカロシャナ ソワタヤ ウンタラタカンマン」
光明真言・・・「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」
ガヤトリマントラや般若心経など。
④人形代を使う
陰陽道では、紙で作った人形を依り代にして、憑き物のある場所を人形で撫で祓います。
注意:強力な霊には通用しない場合があります。やるならば自己責任でお願いします。
参考ブログ
除霊・浄霊を自分でしようと思うなら、心構えを創ることから始めよう。 ①霊を恐れない霊とは言え、元は人です。人として生き、訳あって死して、霊体としているのです。それが自分と何らかの形で関わって[…]
霊を引き寄せる自分の中の原因を見つける
除霊は一時しのぎでしかありません。
その時、一瞬楽になったとしても、問題を抱えたままだと同じ事を必ず繰り返します。
このことをきちんと説明せずに、リピーターにしている人もいますからご注意ください。
誰かに除霊を頼んだとしても、どんな霊で、自分と共感する部分がなかったかを聞きましょう。
そして、しっかりと自分と向き合い、自分を変えることです。
憑かれやすいタイプ
①どんな人にも優しい人
②他人と共感、共鳴しやすい人
③気弱で臆病な人
④ネガティブ思考が強い人
⑤人の言いなりになってしまう自分の軸がない人
⑥依存癖のある人
⑦心に怨恨を持ち文句ばかり言う人
⑦羨望意識が強く負けず嫌いな人
⑧希望がなく無気力な人
⑨霊媒・HSP体質であることを知らずにいる人
など
性格だからとか、受け入れたくない、変わりたくないとか言い訳はいくらでも作ることはできます。
気づいても変えようと思わなければ、元の木阿弥です。
憑依は自分の問題を見つけるチャンス
憑くものが今の自分の都合に合うか合わないかで、幸福感と不幸感があるだけです。
実のところ、憑依を全くされない人はいません。
憑き物は、人の霊だけとも限りません。
自分に対して注意喚起、警告してくれているかもしれません。
自分の都合の方が問題かもしれません。
いろんなことを包括的に見た時、自分がどう見えてくるかが大事なことです。
本当にその自分でいいのか。
そう自分に問いかけてみてください。
憑き物のおかげで、人生が変わった人たちは大勢います。
知らないから怖いのは分かりますが、怖さと向き合って自分を見つけることの方が大事なのです。
自分の視野を広げ、人生を変えるチャンスにするかしないかは、あなた次第です。