メッセージ全文
人はそれぞれ固有の魂をもって生れ出る。
魂は、それぞれ個別の役割を為すために『意図(青写真)』を宿している。
その役割とは、宇宙全体・地球全体・自然の一部として担っていくものである。
ある種、『宿命(さだめ)』づけられたもので、固定性が強い。
それを成すために必要なものを見極めていく技として『意志』がある。
意志は、見極めていくために変動性(自由)を有している。
他を目指し、真似ることはできても、固有の意図があるため、目指したものと全く同じになることはない。
意志の持つ変動性で近づくことはあっても、意図があるため、結果的に一つとして同じものは生み出されない。
それが故の『あるがまま』であり、『自分らしさ』なのである。
結果、同じものが一つとしてないものを生み出していくのならば、我が(自分の)意図を知り、生きゆく世にすることに何の不思議があろうか。
私たちの一番重要な入魂儀式について考察していると、『意図』『意志』『意識』が浮かび上がってくる。
モノの原子の構成と全く同じ働きをしていることは、以前からわかっていた。
宇宙の法則は、単純で明快です。
人の魂も、宇宙の法則に従って人を形成している。
自由意志を持って、どんな自分にもなりえるように配慮されてはいるが、原因と結果の法則によって、自分の蒔いた種は刈り取るようにできている。
およその人が不思議だと思うことも、紐解いていけば、原因も結果も至極当たり前に起きていることです。
私たちが行う入魂儀式は、原因(根本意図)にアクセスして、歪んだ意志を正し、魂意識が表出しやすいように仕向ける。
ただ、意志の歪みは、言葉にすると実に膨大な情報量になるものです。
『意図』は固定性
人はそれぞれ固有の魂をもって生れ出る。
魂は、それぞれ個別の役割を為すために『意図(青写真)』を宿している。
その役割とは、宇宙全体・地球全体・自然の一部として担っていくものである。
ある種『宿命(さだめ)』づけられたもので、固定性が強い。
それを成すために必要なものを見極めていく技として『意志』がある。
魂の握る意図
意図とは、転生前に約束した強い思い。
前世において超えられなかったカルマを新しい人生の中で経験しなおし、次なるステップへ向かうために描いてくる青写真のようなもの。
成すために必要であろう両親(先祖)を選び、環境を選んで転生する。
この地球上において学びたい魂たちは列をなして待機している状態。
転生が決まると『祝福』されながら、送り出されるのです。
祝福を携え、意図を宿し、精一杯生きるために魂たちは転生してくるのです。
全てが上手く運ぶとは限りません。
選択肢によっては、意図したことと大きくずれてしまうこともあります。
その場合、極めて不自然なカタチで知らされることがあります。
まるで偶然起きたかのような人生の転落であったり、交通事故などの不慮の事故であったり。
不安の極みに達すると、人は原点に回帰しようとする働きがあるものです。
その原点にある意図をようやく思い出す。
もちろん全てがそうなるわけではありません。
順風満帆な人生の中で、気づきを得て、意図した通りに生きゆく魂たちもいます。
『愛』に意志を向け、『愛』に生きようとすればするほど、愛とはかけ離れた苦労があるものです。
その苦労をするからこそ、本当の『愛』に気づける。
イエスが言った『一番わかりづらい場所に魂はある』とは、こういうことを意味しているのかもしれません。
『意志』は変動性
見極めていくために、意志は変動性(自由)を有している。
他を目指し、真似ることはできても、固有の意図があるため、目指したものと全く同じになることはない。
意志の持つ変動性で近づくことはあっても、意図があるため、結果的に一つとして同じものは生み出されない。
それが故の『あるがまま』であり、『自分らしさ』なのである。
結果、同じものが一つとしてないものを生み出していくのならば、我が(自分の)意図を知り、生きゆく世にすることに何の不思議があろうか。
『意識』はかたちづくる
意図していることに、意志を持って、意識することで現象は起きる。
これは、原子のさまと全く同じ仕組みである。
原子核には、陽子と中性子がある。
陽子は意図にあたり、中性子は意志にあたる。
その周りをクルクルと回る電子が意識にあたる。
つまりは、モノの構成と人の本質の構成は全く同じ仕組みであるということなのです。
例えば、インスピレーションをイメージ化し、思考を加えて意識することでモノとして固定化する。
自分の持つ『意図』に従いつつ、『意志』の変動性によって、『意識』されたモノを創り出す。
イメージしたものをしっかりと握り、捉え続けることでカタチが作られる。
宇宙の法則と魂の法則は同一であり、カタチづくられるモノも同じエネルギーを源としている。
この源なるエネルギーは、宇宙全てを統べる愛なるエネルギーなのです。
人の選択肢は究極を言えば二つだけ
『愛』か『不安』か。
愛には、温かいものばかりではなく、容赦ない現実を突きつけてくるものもあります。
不安には恐れがつきものですが、ネガティブなものに感じない不安もあるものです。
それは『意志』の歪みからくる幻想的なものです。
意志には、感情がつきものです。
愛に突き付けられた現実を恐れてしまって、不安を元にした、逃避、誤魔化し、有耶無耶、責任転嫁などの行為に意志を向けてしまえば、結果は不安なのです。
本質的な部分は、気づかせるために何度も何度も同じ問題を突きつけてきます。
乗り越えるまで無限ループなのです。
その生涯で超えられなかったものは、次の生においてやり直そうとします。
まとめ
意図=遺伝子→本質(固定性)・・・個性
意志=細胞 →変動性(自由)・・・真似ることはできるが同じにはならない
意識=肉体 →結果・・・同じものは一つもない
だから
「自分らしさ・あるがまま」が大事なのです。