自分が「そうしよう!!」としていることに、ふとよぎるネガティブな思考。
「もし・・・だったら」「万が一・・・」「でもなぁ・・・」という否定的な思考。
過去の失敗や、他者からの刷り込み・・・。
前に向こうとしているのに、立ちはだかる壁のように現れる否定的観念の数々。
一度囚われると、リフレインするこの否定的思考に歯止めをかけるには・・・?
否定的思考が生まれるメカニズム
肯定的思考が働くと同時に、否定的思考も働き始める。
それは、この世が2元性の理に準じているからなのです。
善があれば同時に悪があり。
右があれば同時に左があり。
ま、当然のことなのですが、思考にもそれは当てはまります。
思考も、ポジティブな考えで行こうとすればするほど、ネガティブも強くなってきます。
ポジティブとネガティブは共存していて、同時に創造されているのです。
愛と不安が同時に存在していて、自分自身に選択権があるならば、どちらを選ぶか…?
100人に聞いたら、100人が愛と答えそうなものだ。
しかし、実際は、過半数以上が不安をぬぐい切れずにいるものなのです。
ネガティブを否定してしまえば思うツボ
ネガティブ感情、思考は自身を否定的にしますが、それをさらに嫌ったり、拒絶したりするとどうなるか?
そうです。
ガッチリとネガティブループにハマってしまいます。
自分の中で生み出された思考に、否定を重ね続けてしまうのです。
この時点でループの始まり
ループが始まると、なぜか加速していき、次から次へと否定的な思考が生まれ始めるのです。
それは、認めたくないという思いからの逃避。
逃げ出したところで、目の前に立ちはだかるネガティブな思考。
また回避しようと逃げ出す。
また目の前に・・・。
簡単にネガティブ思考を切り替える方法は
自分には、ネガティブな思考もある!!
逃げ出さず、消そうとせず、ただあるがまま認めることが大事。
ネガティブな思考を認めたうえで、やろうとしている意志でポジティブな思考を選択するだけなのです。
もし、自分の頭にネガティブ思考が生まれたら『やっぱり、○○する!!』と心に宣言することです。
ネガティブ思考の人を近づけない!!
ネガティブのパワーはとても強いものです。
ネガティブな思考を持つ人の近くにいると、自分のエネルギーがどんどん失われてしまいます。
愛情があり、励まし合える環境を身の回りに創造して、ネガティブ思考を受けないようにするのです。
常に真ん中に立つ意識を持つ
2元性の理には、ど真ん中を歩くという方法があります。
仏教でいう「中道」のことです。
善でも悪でもない、真ん中に立つこと。
人は、振り子のように、あっち行って、こっち行ってを繰り返し、右往左往するものです。
それは、どっちかに決めたがる意識が働いてしまうから。
悪人と呼ばれるより善人と呼ばれたい・・・という意識のこと。
そういった観念に囚われずに、ただあるがままの自分の意志に従うという選択をすること。
その選択が、他人からしたら善にもなるし悪にもなるだけ。
ある意味、開き直ったように見えるこの姿勢は、とてもわがままに映ります。
それでも『これでいいのだ!!』と言い切れるのは、その意志からくる強さだとも言えます。
まとめると
ネガティブはあっていけないものではなく、それだからこそ掴める意志があります。
出来得る限り、影響を受けないよう意識して、中道を歩く。
中道は、真ん中の道と書きますが、本当の真ん中はどこかを捉えることが大切です。
ネガティブのループに絡みとられずに、それでも!と意志を持てる在り方を選択したいものですね。