考えごとをしている時や、何かを感じて思いを巡らせている時。
ふと「あれ・・・何かが違う?」とか、「きっと、こんな感じだろうな?・・・えっ?違う?」とか、
一瞬でも矛盾した感覚に陥るときがあります。
最初に考えたことに違和感を感じながら進めていっても、結果は散々なことに・・・。
自分の中で、思考が矛盾するときは、選択に迷いますよね。
思考の矛盾とは
考えていることと、思っていることがチグハグになって、どっちが正解か迷ってしまう現象。
ときに、自我と魂の発するエネルギーに矛盾が生じる時があるものです。
問題は、どっちが正解か?
ではなく、本当の気持ちはどっちなのか・・・です。
結果を求めるための考えと、ただそう思うこと。
それは生き方次第ではあるのですが、心の奥からの声は、ただそう思うこと・・・が多いのです。
実はこれ・・・悩む原因です
人が誰しも、悩みを多く抱えてしまうのは、モノの見方によるものが大きいと思います。
生きていれば、どんな人も上手くいきたいし、幸せでありたいし、自分が望む結果を欲しがるものです。
一生懸命考えて、計画して、結果を想定して、実績を積もうとしても、そうならないときもあります。
特に、自分以外の人のことをいくら考えても、答えがないのと一緒です。
恋人の事、夫婦問題、人間関係・・・etc。
自分で自分の世界を創っている
100人の人がいたら、100通りの世界が同時に存在して、互いに交流したり、反発したりして、共有世界は存在します。
互いの都合で、見合った人たちと縁を結び、見合った人間ワークをしているものです。
縁は数奇なる結ばれ方をしていると感じる人もいるでしょうが、実に理にかなっているものなのです。
自分と相手の中にある矛盾
人間ワークをしている間柄として見た時、自分と相手の思考や価値観、観念などに対する矛盾が生じる時もあります。
どっちが正解? を求めてしまうと、喧嘩や揉めごとなどのトラブルへと発展しがちです。
双方の感じる矛盾が、自分の内にある矛盾と同じ性質だとしたらどうでしょう。
相手をどうのこうのと考えることではなく、自分の中で解決できる矛盾として考えるようにします。
自分の本当の気持ちは、どっちだろうか?
相手の主張が自分の本当の気持ちと一致していたなら、相手の主張を受け入れられるものです。
相手に合わせるとか、相手の都合よく・・・とか考えずに、ただ受け入れればいいことです。
逆に、自分の主張が本当の気持ちならば、相手に受け入れてもらうことを求めず、それはそれとして自分の中に置くことは出来ます。
思考の矛盾が生じた時はチャンス
矛盾の解決は、どっちがどうとかではないのです。
矛盾している両方の存在をありのまま認めるには、矛盾していることの一段上の意識から眺めることが大事です。
つまり、自分より上の階層に意識を向けるチャンスというわけです。
矛盾を理解したなら、選択は容易いものになります。
意識の違いは階段みたいなもの
上の階層にいれば、下の階層は経験済み、解決済みの事となります。
下の階層から見れば、上の階は未知なもの。
当然、視野も見ている世界も上と下では違いがあっても仕方ありません。
下の階の矛盾が、上の階では手に取るようにわかるのです。
自分の内面でも同じことが起きる
現実的に大人になっている自分と、幼少期の自分。
大人からしたら、幼少期の自分がしていることは、手に取るように見えます。
ただ、幼少期の自分が納得できていない事は、大人の自分が頭では分かっていても、心では・・・。
アダルトチルドレン、インナーチャイルドなど、幼少期の記憶に影響されることはよくあることです。
自分に子供がいて、子供に言い聞かせて納得させることができれば、インナーチャイルドも理解し納得できている状態にあると言えます。
ただ力任せに、「こうすればいいんだ!!」と一方的に押し付けている状態なら、理解も納得も出来ていないのかもしれません。
思考の矛盾が起きた時、自分の立ち位置をしっかり見つめて、外面的にも、内面的にも、意識向上できるチャンスと考えるようにしてみてください。
理解し納得出来た瞬間、何かが晴れ行くような感覚になります。
『ハッ!!そうか!!』と気づけると思います。