ヒーリングは今では一般的な言葉として使われていますが、ヒーリングの中身まで知っている方はまだまだ少ないようです。
ヒーリングってなに?
ヒーリングとは、「癒すこと」と翻訳されます。
〇疲れをとるのに温泉に浸かって「癒された~」
〇神社でお参りし、心が晴れて「癒された~」
〇海で泳いで、自然エネルギーをふんだんに感じて「癒された~」
〇友達に愚痴を聞いてもらって「癒された~」
〇子供の寝顔を見て「癒された~」
〇パートナーとのセックスをして「癒された~」
〇大好きなことに没頭して「癒された~」
癒すことは、ごく自然に当たり前に生活の中にあること。
人は様々な場面で癒す行為を自分に、そして他人に施していたりします。
ご自身を振り返ってみたら、いろんな場面が思い浮かびませんか?
それでも回復できない人は、ヒーラーに頼ることがあります。
ヒーラーが行うヒーリング
それでも解決しない「癒されない」ことを「癒す人」をヒーラーと呼びます。
霊的治療という意味合いが強くありますが、確かに霊的な面を除いて説明することは難しいでしょう。
「病は氣から」という言葉があります。
氣を入れる、氣が滅入る、氣が散漫になる、氣合いが入る・・・。
氣の状態如何で、様々な症状があらわれていると言っても過言ではありません。
この氣(エネルギー)が肉体、感情、精神、霊体を織りなしています。
氣のバランスが崩れ、霊体がバランスを崩し、感情や精神に異常がきたし、肉体に現れる。
人間関係、環境、空気、飲食物、土地など、私たちが接している全てが氣の歪みを産む要因であり、原因はそれらとどう接しているかの私たちの意識にあります。
ヒーラーが行うヒーリングは、これらの氣の要因と原因を把握し、正常な状態に回復させるよう促したり、回復するエネルギーを与えたりする事をいいます。
ヒーリングを受けたからと言って、病や症状が完治するとは限りません。
ヒーリングを受ける側の努力もあって、はじめて回復するものなのです。
先に述べました要因と原因の把握については、実に幅広い視野が求められます。
ですから、ヒーリングを行うヒーラーの人間的な経験値、霊的次元の理解、魂の目的、神意識などを深く探求していて、人を癒す志を心根にしっかり握っている方は、優れたヒーリングを行えると思われます。
ヒーリングアプローチ
ヒーリングを受ける側の意識として、まず肉体にアプローチして改善しない場合、こころに向かい、それでも改善しない場合は霊性へと向かうようです。
人の安心は「知っていること」「見てわかること」から始まり、「感じられること(五感にはまること)」の順です。
「知らないこと」「理解できないこと」については、不安が先に立ちなかなか手が出ないものです。
人は、肉体・こころ(精神・感情)・霊体(魂)の三位一体で出来ています。
ヒーリングを要する場合、ヒーラーによってアプローチの仕方が違います。
自分の何を改善したいのかをハッキリ認識できれば、アプローチもヒーラーの選定も簡単でしょう。
私の経験上、いろんなことを試されても原因が見つからず改善されなかった場合、スピリチュアルヒーリングに頼ってくることが多いです。
世の中には、数々のヒーリングがあります。
同じ内容だけど名前が違うバージョンは、ヒーラー(施術側)の都合といったところ。
手当ヒーリング
患部に手を当てて行うヒーリング方法です。
病や悩みなどに苦しむ人に手を当てて、励ましたりしていますよね。
あれも一種のヒーリングなのです。
不思議と気持ちが落ち着いてきたり、元気が湧いてきたりします。
触れない・・・レイキヒーリング、手かざし療法、セラピューティック・タッチ、気功など
触れる・・・・温浴、マッサージ、リフレクソロジー、整体、骨盤骨格調整など
遠隔ヒーリング
エネルギーには、空間や時間は関係ありません。
ですから、遠く離れた地から送られてくるエネルギーで癒すことも可能です。
例えば、「祈り」も遠隔ヒーリングになります。
遠方の患者に日々回復の祈りを捧げていて、回復後「祈りが届いた」なんて言いますよね。
音楽ヒーリング
言葉のごとく音楽を使って癒す方法です。
海や小川、森林で鳥のさえずり、風など自然の音に癒される時ってありますよね。
音にはあらゆる周波数があります。
音もエネルギーの一種ですから、相手の状態に合わせた周波数を使って癒します。
またα波、β波、θ波というエネルギー波形の影響を取り入れたものや、自然音とミックスさせた音楽ヒーリング法もあります。
ヘミシンクという音楽は、左右別々の周波数で録音されており、脳に直接アプローチして高次霊体とアクセスを試みるもの。
対話
カウンセリング、セラピー、占いなど対面対話して、意識的に内面と向き合い、相手の歪んだ気持ちや考え方、思い方を吐き出させ改善に導く方法です。
食療法
身体の状態を問診して、薬効のある食物のエネルギーを使って治療する方法。
漢方治療、薬膳療法、ホメオパシーなどがあります。
空間ヒーリング
風水などに代表される空間エネルギーを調整する方法です。
日本では「お祓い」と呼ばれる空間浄化法があります。
空間に取り巻くエネルギーを浄化したり、足りないエネルギーは足し、多すぎるエネルギーは逃がす、といった感じです。
天然石や霊符、線香、アロマなど物を使ったヒーリング方法もあります。
絵画、インテリア、色合い、植物、盛り塩、掃除、空気の入れ替えなどもこの空間療法の一環です。
人は、必要に応じたモノや人と出会い、必然的にバランスを取ろうとしています。
それを無意識か、意識的にするのかの違いだけ。
霊的応援者の存在
どんな人にも、霊的応援者はついてます。
主護霊・主護神は個人の霊的、魂的応援者として必ずついてます。
志によっては、指導霊・指導神もつくことがあります。
天使や神の使いがつくこともあります。
霊的応援者たちは、様々な歪みの元となる事象を彼らはしっかりと見ています。
そのヒントとなるものに意識を向けさせたり、時には氣づくまで放っておく場合もあります。
霊体が弱り、無意識レベルでの抵抗や、カルマ的要因の在る場合などが原因で自然治癒に至らない場合、霊的応援者はヒーラーに応援を要請することがあります。
除霊・浄霊
憑き物は、実に様々。
先祖霊・・・自分と血のつながりのある先祖の浮かばれない霊のこと。
浮遊霊・・・この世に未練をもっている、または死んだことを理解してない霊のこと。
地縛霊・・・自殺や不慮の事故で亡くなって、その場から離れられない理由を持った霊のこと。
自然霊・・・植木、置石、地下水脈(井戸)、田畑の守護霊など自然にあるモノを人の意思で入魂し、霊体化したもの。
生霊・・・・人の念が強く霊体化してしまった霊。嫉妬、羨望、怨念、縋り、欲望など感情的に強い思い。
餓鬼・・・・人の低俗な欲望が霊体化したもの。
など
神の使いとして存在する龍神、稲荷狐、犬神、獅子神、ガマなどは、それぞれ役目を果たすために応援するものもいれば、先祖が祀って放置していたりする場合もある。
これらの霊を祓いのけるのが除霊。
憑く理由を伝えたり、浄化したりするのが浄霊。
これもヒーリングの中に入ります。
ひとえにヒーリングと言っても、これだけの手法があり、ヒーリングを知れば知るほど人の可能性は無限だなと思います。
生きることは、創造し続けること。
本質的に望む自分の在るべき姿に戻るのが「ヒーリング」の極みと思っています。
SMCではヒーリングも行っています
主に手当てヒーリングですが、ご希望の方には遠隔ヒーリングも行います。
詳しいことはお問い合わせから。