ラップ音
誰もいないのに、部屋のあちこちから音がする時、ちょっとビックリしますね。
私の住む家は、マンションの7階。
鉄筋コンクリート造りで頑丈です。
時々、『パキッ! ゴトッ!ミシッ! 』と音がしますが、およそは湿気の問題であったり、階上の方の動く音。
夏場の暑いとき、冬場の寒いとき、冷暖房や湿度の問題で膨張・伸縮する時に、よく鳴ります。
新築の場合も同じで、部屋の構造がなじむまでは音はよく鳴ります。
ただ、尋常ではない「パキッ!」が続くときは、要注意かもしれません。
この音のことを『ラップ音』と言います。
体験談その①『アルツの老人』
このマンションも数年暮らしていますが、引越し当初はよく鳴ってました。
前住人であった男性の老人がアルツハイマーを患って亡くなられたようで、自分が死んだことを理解していなかったのです。
この部屋の暮らしが良かったのか、ベランダに向いて外を眺めるのが好きだったようです。
老人は、ただ好きでこの部屋を訪れる。
来るたびにパキッ!というから、来たよ~って合図してくれるような感じ。
何度も何度も、「肉体がなくなって、霊体なんだよ~、あの世に逝こうね」って伝えましたね。
暫く同居?していたのですが、ある日「わしはもう行くわ」と言って去りました。
死を受け入れて、未練がなくなったのでしょうね。
体験談その②『黒いコートの女』
ある女性Aさんと関わるようになってから、この黒いコートの女がやってくるようになりました。
Aさんの前世の姿でありました。
黒いコートの女性は、我が家を物色し、何かを必死に探している様子。
探している間は『バキッ!! ミシッ!!』の連続攻撃。
何を探しているかは教えてはくれませんでした。
我が家にあるであろう秘密の書みたいなものを探していたようです。
「隠しているんだろう!!早く出せ!!」と。
「ないよ~そんなもの。」
そう言うと、疑いの眼差しでこっちを見る始末。
あまりにしつこいので、あの世に強制送還しました。
と、同時に、Aさんとは疎遠になりました。
体験談その③
20年以上前、あるマンション3階建ての3階に住んでいました。
階上はないので、天井から鳴り響く「パキッ!!」はちょっと嫌な感じがしてました。
広島の霊能者のおばちゃんがうちに来た時、「音・・・なるやろ。おるで。」と言うじゃないですか。
私、その頃まだ駆け出しの未熟者だったので、お祓いをお願いした。
その建物が建つ前、ここにあったであろう屋敷での怪事件の話をしてくれました。
男の霊で、身内(多分妻であった人)と揉めて、相当な怨念を抱いていたようです。
どうやら、うちの妻をその女に見立てて、狙っていたようです。
縁と言えば、縁なのかもしれませんが・・・。
心霊写真もありましたが、お祓いの時に燃やしちゃったので掲載できないのが残念。
お祓い後は、パキッ!!って言わなくなりました。
その数週間後、隣室の火事で引越しすることに・・・。
他にもラップ音体験は沢山ありますが、わかりやすい3例を書いてみました。
怨念の類は、「恐い」「狙われてる」「殺される」という感覚が分かります。
私自身、霊媒体質で、狙われている側も、狙っている側も感覚的にわかりますので、どっちが悪いにせよ、話しても無駄な場合が多いので、強制送還ですね。
嫉妬の類は、理由さえハッキリしてしまえば、話し合いで何とかなる場合が多いです。
前世や先祖の縁は、因縁を解消して、お互いスッキリするのが一番。
生霊の場合、相手が生きている分、ややこしいですね。
現実的に話し合っても、理解されにくい部分が多くあります。
意識の問題というか、向かっている方向性だとか、霊の類を信じないとか、無意識の中に閉じ込めた自分を見たくない拒絶とか、思い出したくないとか、いろいろな理由で平行線になる場合が多い。
縁切りして、距離を置くといいかもです。
精霊・もののけの場合は、『気づいておくれ~』という感じで鳴らすことがあります。
枯れかけていたり、話しかけないでただ置いてある観葉植物、大事にしていたのに忘れてしまって放置しているものだったりします。
子供の霊の場合、ラップ音より、走り回るバタバタという音が多いです。
自分に関係のある感じがするならば、思い出してあげましょう。
そうでないならば、お地蔵さんにお願いして、連れて行ってもらいましょう。
ラップ音のまとめ
〇およそは、構造上の問題か、寒暖での伸縮が原因の音。
〇感覚的に嫌な感じがするかどうか。
音が鳴り始めてから、あまりに「恐怖」を感じるとか、体調や心的に異変があるならば、霊能力者に相談する。
〇そんなに怖くなければ、そのうちいなくなる。
また、自分の応援者の可能性もあるので、自身の足元を見つめ直してみる。
〇自分が抱えている心の問題、人間関係などを見直してみる。
余りに酷いと感じるならばご相談ください。
参考記事
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