コアテーマという言葉を聞いたことがあるだろうか。
自分の無意識な行動が現実を歪めてしまっている事実に気づかず悩む人は多い。
その無意識の行動に大きく影響しているのが「コアテーマ」です。
最近、コアテーマの影響で生き方そのものを歪めてしまっている方に多く出会う。
コアテーマ
魂がこの世に降臨して、最初に形成する人生におけるコンセプトとも言えます。
深層の奥深くに潜み、行動、ふるまい、信条から成り、過去の体験と人生観の基礎になっているものです。
心の中の倉庫とかクローゼットみたいに、あらゆる記憶や記録がしまい込まれている場所でもあります。
心理を図にしてみました。
大体、こんな感じだろうか。
表層意識と深層意識の境目は、自分が意識できている範囲によって個々で違う。
分かりやすいように線を引いてありますが、これは条件によって曖昧になります。
コアテーマは、感情・態度と信条との境目に座していて、「どうするか決める」という意志に大きく影響します。
テーマというくらいですから、あらゆる選択をテーマに沿って、無意識に表現しているということになります。
ですから
などは、このコアテーマに根ざしているもので、自分が無意識に握りしめて手放さない部分なのです。
更には、
両親から始まる先祖から受け継いだものの影響も受けます。
血の繋がりというもので、血の中に流れる指針、方針、決まり事、訓などの家々で継がれる考え方も含まれます。
例えば、
魂から発せられたことが、思考に影響し、感情が反応し、コアテーマに流れ込みます。
コアテーマには、現実的な影響の記録がされていますから、魂からの発信がコアテーマにそぐわない場合は、ここで打ち消されるか、テーマに沿った形へと変化されて表層へと押し出されていくのです。
コアテーマの働き次第では
善悪や正邪といった観念にも大きく左右され、外側から受容したことも、内側から発信することも、コアテーマで変換されてしまうことも大いにあり得ます。
魂意識を真っすぐに伝えるには
真ん中の自分軸がしっかり形成されていくには、自身のコアテーマを見つけて、歪みを無くしていくことが大前提になっていきます。
言ってしまえば、コアテーマは、魂からの意図や意志を真っすぐにしていくのに大きな壁となりえますし、逆に素直になればなるほど、魂への道を取り戻せる指針にもなります。
コアテーマに押し込められたあらゆる記憶と記録を書き換えて、素直な働きにしていくことが、魂意識に向かう課題とも言えます。
本当はどうしたい?
この問いに対して、いくら考えても出てこないのは、コアテーマに押し込められた過去の自分が抱えている問題が原因の場合もあります。
魂は思考に訴え、思考は感情を通じて表面に送りたいのですが、コアテーマの中にある歪みで、本意ではない表現となってしまう。
その行為をした自分も「なぜ、そんなことを言ったのか、したのか」いくら考えても出てこないものです。
無意識のさらに奥の倉庫、または牢獄に押し込められた自分の思いが優先的に表層に出てきてしまうと、思いもよらぬ結果となってしまうものなのです。
無頓着にコアテーマを心の奥に仕舞いこんだまま、意識しないでいると、恐怖や不安に囚われた人生を創造してしまったり、病気の原因となってしまったりします。
自分らしい人生を創造するために
コアテーマ自体、善悪の観念などありません。
コアテーマに気づいたら、より気高い人生とするために、閉鎖的にしておかない事です。
自分の求めている欲求の根っこを見つけ出し、そのパワーを最大限に活かすことで、大きな変化が生まれます。
魂意識とコアテーマが合致したときのパワーは、それはそれは凄いパワーとなるでしょう。
ただし、しっかり見極め、書き換えるべきは書き換える勇気も必要ですが。。。