タスク型思考を分解してみた

とある30代男性。

未来開拓のための様々な相談を受けているのだが、思考回路が掴めないことが多かった。

心の中にダイブして、何がどうなっているのかを観ていくうちに、「ひとつのことに対して、ひとつの答えしかない」という思考になっていることがわかった。

同じことを話すのに言葉を変えて、比喩なんかしたら、それだけ個別の答えが増えてしまい、頭がバグってしまう。

思考回路が情報過多になってしまい、何にどう反応していいのか分からなくなってしまう。

PCでいう「フリーズ」状態になってしまうのです。

 

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タスク型思考とは

タスクとは、課された仕事・課題を指します。日本では、ノルマという言い方が一般的です。

コミュニケーションや人間関係より、目標を達成することを重視する考え方をいいます。

この考え方は、リーダーシップにおいて、なくてはならない思考です。

一方、感情を大切にする思考を「人志向型思考」と言います。

人が生きゆく上で、どちらも大切な思考なのですが、落とし穴もあります。

タスク型思考の落とし穴

〇言葉ひとつに対して、ひとつの答えを出すので、会話の中で多様な説明や解説があると、どれを捉えたらいいのかわからなくなる。

〇言葉の反応に時間差が出来てしまい、会話が突然別の方向へと向かってしまう。

〇人に言われていることが全てノルマのように感じてしまい、「~しなくちゃいけない」が増えてしまう。

〇一度防御姿勢になってしまうと、頑固になっているように感じさせてしまう。

〇「わからない」が頭の中で連発してしまい、ストレスが溜まってしまう。

〇複数の「やらなくちゃいけない」が同時に目の前に置かれるため、自分の感情を後回しにしてしまう傾向がある。

〇一つできないと全て出来ないという反応になってしまう傾向もある。

〇一度出来ないとしてしまったことは消去してしまう。

〇結果(答え)だけに気を取られてしまい、プロセスを記録していないので、同じことを何度も繰り返してしまう。

など

結果的に、他者とコミュニケーションが取りづらく、和の中に入っていけない。

常にあくせくしていて、人よりも多くの労働を自分に課してしまう。

自分否定型、卑下してしまうなどの行動を取りやすく、堂々としていられない。

イライラが激しくなるにつれ、言葉や行動が上の空になってしまう。

逆に、出来る自分が優位になれば、無敵のスーパーマンにも成りえる。

しかし、思い通りに行かないと突然キレたり、周りの人のせいにしたりと、傍若無人ぶりを発揮する要素にもなりえる。

対策として

〇タスク型思考であることを自覚する。

〇目標を設定したら、クリアするまでのプロセスを一本化する。

〇段取りや計画を出来るだけ具体的にする。

〇出来事を消化していく中で、自分の感情がどう動いているのかを細かく確認していく。

〇ひとつの出来事に対して、複数の選択肢があることを認識し、どれを選んでもOKと自分に許可していく。

 

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スピリットの感覚から言えば

タスク型思考の根本にあるものは、存在を形成する上で建設的に創造していく力

自分以外の存在からの防衛手段として使うと、何かと比較して劣勢だと感じれば、従属する。優勢だと感じれば、支配する。

主体となる人格とシャドーは表裏関係にあるのだが、自覚するとなると、別タスクになって、別々の存在認識になってしまう。

つまり無意識に表裏逆転しても、まるで他人事のような感覚なのかもしれない。

タスク型思考は、幼少期からの優劣をつける教育が原因の一つと考えられる。

また、家族関係での自分の位置付けと、思い込みにも原因があると思われる。

原因の受け止め方を変えて、結果を変えていくように、スピリットは全てを一つとして事を為そうと働く。

しかし、形成された自我では、出来事、言葉の一つ一つにタスクを付けて捉えてしまうため、何度も同じことを発信しなくてはならない。

隠れたストレス、隠れた疲労が無意識のうちに蓄積されてしまう。

スピリットは、その全てにエネルギーを注ぐため、より多くのエネルギーを必要としてしまう。

情報処理に時間がかかってしまい、創造エネルギーにまで回らなくなると、スピリットも疲弊してしまうものだ。

スピリットに沿って在り方を変えていく

人の判断には、どうしても二元性が伴ってしまう。

正解と間違い。善と悪。好きと嫌い。

この二元性のマトリックスを根本から理解して、すべてのタスクから二元性を外してしまうとどうなるか。

今までタスク型で思考してきたことが、全て崩れてしまう=今までの自分が自分でなくなってしまう・・・という恐れを抱くだろう。

整列していたあらゆる記憶に貼ってきたレッテルが剥がれれば、心の中もカオスと化してしまうのかもしれない。

積み上げてきたものが崩れ落ちたとしても、自分自身は無くならないという事実を体験することになる。

バラバラになった自分の破片を再び組み直そうとするのか、全く新しい芽を出してくるのか。

スピリットは判断しない

スピリットは的確な感情をもって、為したい在り方に向けて、選択してくる。

自我の意識の持ち方として、スピリットの観点を受け入れ、スピリットの視点から今起きている出来事を観察しながら、選択するように心がける。

その行為の中で、今までの在り方とは違う見え方が出来てくる。

これを「気づき」という。

自分の目の前に出てきたあらゆるものは、スピリットや陰の応援者たちが用意した試練であり、ヒントである事実を受け止める。

感情に耳を傾け、気持ちを大切にしようとするだけで、自分らしさの芽は自ずと出てくるものだ。

スピリチュアル・マネジメント・カンパニー

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