出来事の裏を見るには己の影を知れ

出来事が起きて、表面だけさらって受け取り、何度も同じ過ちを繰り返す。

欲望・願望をいち早く掴みたい欲求なのか。

それとも、自分の都合のいいところだけ受け取っているだけなのか。

出来事は必ず表裏がある

表面に良い事ばかり見せている場合、中身に闇が隠れていたりする。

世の中の情報のおよそのものは、心理的作戦が隠れていると思っていい。

情報発信する会社にお勤めの方なら、商品を売るための作戦に心理戦は必須だということが理解できるはずだ。

目的は商品を売ることであって、その商品が買い手にどんな意味を持たせるかまでは、買い手に任せているだろう。

ということは、買い手の意識状態がカギとなる。

買い手の意識状態が、いいとこどりの自分都合ならば、あまりネガティブな面には意識を向けないだろう。

逆に出来事に自分の内面をしっかり写しながら、慎重に吟味している人ならば、陰の面を強く意識するだろう。

どっちが良いとか悪いとかではない。

意識状態によって、出来事の受け取り方が違ってくるという話。

世の理の一つとして

世界は映し鏡という言葉がある。

世の中で何をどう見ているかは、自分の世界をどう見ているかということなのです。

過去は振り返らないという人もいれば、過去の経験をしっかり心に置いて、経験を生かしていく人もいる。

「過去」の自分の経験を大事に出来ていますか?

自分の思いや考えを常に「正しい」としている人は、「正しくない」ことを心の闇の中に捨て去っているだろう。

しかし、正邪や善悪の二元性の罠にはまっていると、どうしても理解し難いものかと思う。

正しさについてはこちら

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鏡の法則図

図にするとこんな感じかな。

共有している世界では、どんな人も表面を見せている。

表面を見られたい自分に創意工夫して、より○○にという意識が働いている。

飾る理由は、ほぼこれにある。

ただ、意識範囲が狭いので、自分や相手が隠したいとしている部分が顕わになっていることに気づかずにいたりする。

そこに心理的作戦が入ってくるわけです。

人の欲望は、得ることで幸せになれるという思いで詰まっているわけですから、多少の犠牲はやむを得ないとする心理が働きます。

くすぐられた欲望は理性によって統制されているのですが、理性からのサインを聞けるか聞けないかは、無意識の世界をどう扱っているかによるわけです。

人の心理を扱う側の意識次第では、癒しにもなるし、蝕む毒にもなりうるわけです。

人と同様に出来事にも表裏がある

出来事は、共有世界で起こされている何者かの意図した意志の表れです。

意図していることがお金儲けならば、あなたを儲けさせようとしている素振りを見せているでしょう。

容姿のことならば、あなたがキレイになれるという素振りを見せているでしょう。

その出来事の意図をもつものの意志の影の部分を無意識下に置かず、意識的に捉えることが出来たなら、欲望を理性が統制することは可能です。

しかし、自我の働きの特徴でもある「自己保存」と「個性」は、欲望と結ばれると時に暴走することもあり得ます。

内面に隠した見せたくない自分

心理においての深層部分に追いやってしまった自分は、きっと様々な理由でそうなっていることでしょう。

ですが、されど自分なのです。

「ありのまま」であるためには、その自分も大切にして大事に扱ってあげることが大事です。

何度も同じ過ちを犯している人にとっては、忌み嫌ってしまう自分の一面。

その自分が投影されている他者をも遠ざけたとしても、不思議な事に新たな出会いの中に必ず投影してくれる人が現れる。

自己解放に向けて起きている魂の縁結びなのにもかかわらず、自己を幽閉する自分。

この繰り返しであることに気づいたならば、いち早く、自分の影に幽閉してしまった自分を癒し助けることです。

この作業は、他者が成り代わって出来ることではないのです。

自分の影が解放されている人は、無意識の範囲が意識されている範囲と同じになります。

出来事の裏側を疑ったり、信じたいと思ったりすることなく、そのまま受け入れることが出来ます。

 

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